知られざるギフテッド
私のTwitterは栄養アカウントです。
ただ最近は自分も元気になっているし、特にアカウントの使いわけもしていないので、思いついたことをただただ書いているアカウントになりつつあります。
そして時々話題に出るのが、「ギフテッド」。
フォロワーさんにはお子さんがギフテッドであろうという方、おそらくご本人も当事者であろうという方、気づいていないけどこの人はそうだろうな?という方、沢山いらっしゃいます。
先日「ギフテッドと発達障害を分けるのは選民意識」(そもそもこれが誤読の原因なのですが)という話題がありました。
そういう人がいないとは言いませんが私の関わっているフォロワーさんに限ってはそういうことは感じたことはないんですよね。どちらかというと差別意識など全くない人が多いかと。
よっぽど学歴や社会的地位差別のほうが選民意識を持った人が世間には沢山いると思います。
しかも、私のフォロワーさんだけでもそれっぽい人は山ほどいますし、実際身内・友達にも山ほどいて、一般的にはマイノリティではあるものの、選民意識を持つには多すぎるよね( ̄▽ ̄)という点。
控えめな人も多いし、私のようにゴリゴリ自分の意見を言うタイプばかりではないですし、大人になったらだからといってというところもあるので皆さん言わないだけでいっぱいいます。珍しくはないです。
知的ギフテッドだけでもIQ130以上を一つの目安として、2%、50人に1人いるわけですから。
しかしながら、ギフテットという言葉を聞いてピンとくる、詳しく理解しているのはごく一部。
一般の人なら知っていても「ギフテッド?天才なんでしょ?数学の難しい問題解いちゃうとか?」くらいでしょうね。
そもそも、日本はギフテッド教育がないため、詳しい人でも解釈が若干異なるというのが、行き違いの原因になるのかもしれません。
多くの人は「適切な共通用語がないため」便宜的にギフテッドという言葉を使っていますし、「うちの子はギフテッドで素晴らしいから」という意味で使っているようなケースは見かけないんですけどね。
自分の子だから素晴らしい、特別である、そこは当然ですしね。
実際Twitterで見かける誤診と疑わしいケース
ギフテッドの誤診に警鐘を鳴らすのは、実際栄養関係のフォロワーさんで、お子さんが発達障害だと思って栄養療法にたどり着いたが、よくよく聞くと、IQが高く、特に凹凸すらもないケースを何件も見たという現実もあります。親御さんはギフテッドなんて聞いたこともないし、私のツイートで見ていても「うちの子はそんな才能はないから・・・」とおっしゃいます。
親御さんが知らないのは仕方ないにしろ、専門家が全く知らない。
そのため、不適切対応からことが悪化したケースを良く見聞きするため、その点を懸念しています。
子どもにラベリングをする、レッテルを貼るということではなく、そもそもギフテッドの子どもがどういう子どもたちなのか、専門家が全く知らないというのが大問題かと。
カスタマイズされた個々に応じた対応こそ、その内容を詳細まで把握していないとできることではない難易度の高いことだと思っていますし。
親御さん自身、特に母親が同類である場合、調べたり自分で対応を考えることがしやすい、何らかの違和感を感じて情報を集めていく、見ていても上手だと思います。親御さんが違う場合、なかなか気づいて対応するのが難しく、専門家に言われたらそれがもし間違っていても、うちのこは発達障害なんだと思って一生懸命その対応をしてしまうんですよね。
もちろん2Eのケースもありますし、そもそも人間なんてグラデーションなので誰もが少なからず何らかの特性を持っており、そんなに白黒つけられるもんでもないって言うのは大前提です。(そもそも私はラベリングは大嫌いです。)
親が気づいて調べている人、ギフテッドという単語を知っている人自体がそもそもマイノリティなわけで、ごくごく一部で、見逃されてる子どもがたくさんいます。
ギフテッドの子どもは内面が非常に複雑で、不適切対応は、「ギフティッド その誤診と重複診断 心理・医療・教育の現場から」にも書かれているように、逆に反発を招き、信頼関係を損なうことでマイナスの影響が出ることも臨床現場での大きな問題です。
身内にも特別支援の教師がいますが、おそらく子どもの一人がギフテッドだと思われます。
が、親が専門家ですら「ちょっと良く分からない子なんだよね!」というのが関の山で。
本当にわからないらしく、そいうことをするのは言うのは、こう考えているからだと説明すると非常に驚かれます。
いい先生に当たることもあるでしょうが、あまりにも属人的で運に左右されます。
誤診については、何よりも「不適切対応」「誤診による投薬」これが懸念点です。
特に投薬については、Twitterを見てくださってる人ならわかるでしょうが、私は基本的に否定派です。
ここでは詳細を省きますが、それぞれその時その場の「言葉」だけではなく、背景ってやっぱりありますから。
ギフテッドの子どもも多種多様。
もちろんパーフェクトなタイプもいますが、繊細なタイプや、能力に偏りのあるタイプも多いです。
性格もそれぞれですし、強くて社会適応に強いタイプもいれば、控えめで繊細なタイプもいます。
環境によっても左右され、子どもであれば担任の先生との相性も非常に大きく影響します。
ギフテッド教育と栄養
日本でもやっとギフテッド教育が議論にあがるようになってきました。
全てがそれで解決するとは思いませんし英才教育になる懸念はありますが、少なくとも専門家の間で認知されること、まずはこれが大きい一歩なのかと思います。
あとはギフテッドに限らず、栄養ね!
ギフテッドで繊細なタイプは特に脳の栄養欠乏が激しいですし、ギフテッドは高度な能力と引き換えにすべてに過敏さを持っているため、疾患については高リスクです。脳の栄養消費が激しいので栄養については人一倍気を配る必要があるかと。
もちろんすべての子に必要なことだがなぜギフテッドを議論にあげるのか?
全ての子について同じ、平等というのはわかるのですが、ギフテッドは「支援が必要な子ども」です。
日本は元々知的障害がある場合の特別支援については充足している方だとは思っています。
しかしながら、ギフテッドはその高い能力だけがフォーカスされ、支援が必要な子というのが認識されていません。
また、ギフテッドの子どもはその高い能力から、非常にサポートする方も労力が必要ですし、難易度はかなり高いです。
また、多くの大人は「自慢にとられてしまう」「そんなに自分は能力がないから」と、大人になっても自分が感じてきたこと、感じていることにも口をつぐんでしまいます。
子どもの相談もできない親御さんも多いんじゃないかな?と。
実際ギフテッドの大人も皆完璧ではないです。
批判され、押さえつけられてこじらせて育ってしまった、自己肯定感が低く感じる大人も結構見かけます。
どの子も平等というなら、ギフテッドがきちんと背伸びして成長できる環境を作っていくのが大人の役目かと。
私のようにはっきり言うタイプばかりではないから、はっきり言う人の役割もあるよね!と思ってます。
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