ちょっと考えることがあったので自分なりの意見を書いてみたいと思います。
自分も子どもの頃から虚弱で過ごしてきたのでわかりますが、栄養療法をやったからといってすぐに健康体になるわけではないし、どうしても普通の人よりは体力面で劣るところがあります。
しかしながら自分は文字を読んだり、自分で調べたりすることは苦にならない性質で、健康自主管理は苦になりません。
運動も必要と思いつつ、運動は苦になるので全く継続できていませんが、ネットや本で情報を収集し、情報発信してくださっている方々の体験談や情報、ご意見をありがたく拝見させてもらっています。
しかしながら、自分のように自分で読んで調整するのが得意な人と不得意な人はどうしてもいます。
苦手な人は文字を読むより人から説明してもらって耳から入れたほうが情報が入りやすいので、栄養指導を受けたりすることもあるでしょう。
こればかりは認知機能の得手不得手も個人差としてありますので、自分の得意な方法を利用すればいいだけです。
走るのが速い人と遅い人がいるのと同じように、人間どうしても得手不得手はあるんです。
今はYouTubeにも栄養情報はありますので、文字が苦手なら動画を利用することもできます。
三石巌先生がおっしゃっている通り、分子栄養学は「個体差の栄養学」です。
同じ環境で同じ食べ物を食べていても、病気になりやすい人となりにくい人がいます。
例えば分子栄養学を調べるようになり、リウマチの方が沢山いて驚きました。
身内にリウマチの人がいなかったのでリウマチの人が世の中にこんなにいるとは知りませんでした。
なぜなら、リウマチの遺伝子を持っている人がいなかったからでしょう。
その代わり、身内には喘息やアレルギー系の疾患を持っている人はやはりいますし、母方は糖尿病家系でアルツハイマーの人もいました。
HLA遺伝子の話が三石先生の本にも出てきますが、どの型を持っているかどうかで、栄養不足になった時にどの病気が発症するのかが決まります。
HLA遺伝子の中には長寿の型もあり、それを持っている人は長寿です。
また、ビタミンの必要量は個人差があり、1000倍の差があると言われています。
ビタミンCが1倍しか必要ない人は、食事をしっかりとっていれば足りるでしょう。
しかしながら1000倍必要な人は、ビタミンCをサプリメントで摂らなければ「自然に」自分に必要なビタミンはとれません。
人に相談したい人は不安になりやすい人
日本人は不安遺伝子を持っている人が多いです。
人に相談したほうが実行して進めやすい人は、不安遺伝子を持っている可能性があります。
不安遺伝子を持っていることは、リウマチの遺伝子を持っているのと同じことで、ある意味仕方のないことです。
栄養不足で余計不安になりますので、栄養不足が解消していけば、過度な不安はなくなります。
決して、考え方が悪いとか生き方が悪いのではなく、持っている遺伝子と栄養の問題です。
栄養が満ち足りれば考え方も変わってきますし、原因と結果が逆なのです。
また、不安遺伝子があるのは悪いことではなく、きちんと先に備えて準備や努力をしたり、とても人間的に暖かく優しい人も多いのです。
どんな性質も、裏と表があり、時と場合により欠点にも長所にもなります。
ストレス耐性も遺伝的な性質
「ストレスをためたらいけない」とふんわり言われ、ストレスをためるあなたが悪いということを言われたことがある人はいませんか?
あなたは悪くありません。
ストレス耐性も産まれながらの個人差があります。
また、全くストレスがない生活というのも実は人間にはよくありません。
ストレスが悪いのでもあなたが悪いのでもなく、ちょっと人より栄養が沢山必要な体質なので、必要な栄養素と栄養量を見極める必要があるだけです。
遺伝的欠点はサプリメントを利用すればいいだけの話
「自然に食事から栄養をとる」ことが自然で、そこが最終目標のように言われていることも見かけますが、そもそも産まれながらにビタミンやミネラルの必要量が多い人には無理な話です。
遺伝的欠点がない人は、そもそも分子栄養学にたどり着かないでしょうし、分子栄養学など知らずに健康に100歳まで生きる人もいるでしょう。
ビタミンやミネラルの必要量が少ない人は、食事だけでだいぶ改善するでしょうが、現代は生活自体が不自然で過酷です。
長時間労働で日光を浴びない生活、通勤ラッシュ、常に変化があり仕事でも求められるスキルは一昔前と格段にあがり難易度が高いのです。
ビタミン量が元々少なくて済む体質の人も、50年前とでは実際に必要なビタミン量は異なっていると考えるのが自然です。
また、昔よりも野菜に含まれるミネラルも減っているという調査は沢山あります。
食事だけで必要なビタミン・ミネラルを摂るのは難しいというのが実態ではないでしょうか。
人間には知恵があるので、体質を補う栄養の摂り方にたどり着くのがゴール
体質には個人差がどうしてもあります。
自然だと思われている野菜は、品種改良をされていて、その時点で自然なのかといったら自然ではありません。
自然であれば、産まれながらの体質の弱さを受け入れて、元々定められた寿命を全うすることなのかもしれません。
しかしながら人間には知恵がありますので、サプリメントを上手く使って、せっかくの一度しかない人生を全うできたほうがいいんじゃないかなと思います。
個人差を受け入れ知恵を使う
私が子供の頃から熱心にかけっこを練習したって、短距離走でオリンピックに出ることはできなかったでしょう。
ある程度自分の弱点を受け入れ、サプリメントを上手に使い、毎日過ごせることが大事だと思っています。
勿論体質的に、食品を変えただけで元気になる人は沢山います。
でも、自分の体質的な弱さも、「まーしょうがないなぁ」と、受け入れることも大事なのではないでしょうか。
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